使用範囲と動作原理
ZGB型回転スクレーパフィルム蒸発器は、回転スクレーパにより強制的に成膜され、真空条件下で降膜蒸発を行うことができる新型蒸発器であり、その伝熱係数が大きく、蒸発強度が高く、過流時間が短く、操作弾性が大きく、特に熱感受性材料、高粘度材料及び結晶化しやすい粒子含有材料の蒸発濃縮、脱気脱溶、蒸留精製に適している。そのため、化学工業、医薬、食品、ファインケミカルなどの業界で広く応用されている。

性能と特徴
本蒸発器は遠心式摺動溝ロータを採用し、現在国外の新構造蒸発器であり、流量が小さい場合でも薄膜を形成することができ、筒体蒸発段の内壁表面に処理液に付着した堆積物は可動ブレードによって迅速に除去され、隙間を固定したブレード蒸発器と比較して、蒸発量は40-69%向上することができ、それは以下の性能と特徴を有する:
1、伝熱系数値が高く、蒸発能力が大きく、蒸発強度が200 kg/m 2.hrに達し、感熱効率が高い。
2、物震加熱時間が短く、約5秒から10秒の間、かつ真空条件下で動作し、感熱性材料に対してより有利であり、製品の品質を保証する。
3、適応粘度変化範囲が広く、高低粘度物はすべて処理でき、物枓粘度は10万センチポアズ(cp)に達することができる。
4、スクレーパ溝の回転方向を変更し、蒸発器での材料の処理時間を調整することができる。
5、蒸発段の簡体内壁は精密ヤスリで研磨処理され、表面にコークス、スケールが発生しにくい。
6、操作が便利で、製品指標の調節が容易で、密閉条件下で、連続性生産を自己制御することができる。
7、蒸発器の敷地面積が小さく、構造が簡単で、修理が便利で、洗浄が容易である。
仕様/型番 | ZGB-160 | ZGB-300 | ZGB-500 | ZGB-800 | ZGB-1200 | ZGB-2000 |
熱交換面積(m2) | 0.8 | 1.5 | 2.5 | 4 | 6 | 10 |
蒸気圧(MPa) | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
真空度(MPa) | -0.07 | |||||
蒸発量kg/h) | 160 | 300 | 500 | 800 | 1200 | 2000 |
蒸気消費量(kg/h) | 168 | 315 | 525 | 840 | 1260 | 2100 |
パワー(KW) | 1.1 | 1.5 | 2.2 | 4 | 5.5 | 11 |
回転速度(r/min) | 300 | 300 | 280 | 134 | 134 | 88 |